ドイツでも発泡酒(スパークリングワイン)はそれぞれのワイン生産地域で作られ、製法も@第二次発酵を瓶内で行い、酵母滓を瓶内で行うシャンパン方式、A瓶内第二次発酵後一度タンクに戻し、タンクで酵母滓を除去して再度瓶に戻すトランスファー方式、B第二次発酵を高圧タンクで行って瓶詰めするシャルマー方式があるが、ドイツの発泡酒の特長はやはりそれぞれの葡萄の品種を生かしていることであろう。なお、ドイツの発泡酒もワイン法によって厳格に管理されており、原料等によって次の4つに分けられる。
2) Deutscher Sekt
ターフェルワイン規格のドイツ産のワインを使用したもの。
3) SektまたはQualitätschaumwein
製造はドイツで行われねばならないが、原料のワインはドイツ産でなくてもよい。
4) Schaumwein
発泡酒であるというのみで規制のないもの。
なお、低圧(1.5-2.5気圧)のタンクで発酵させたものをPerlweinと呼ぶ。