ドイツ・ワインの最大の特徴の第二は、上質ワインの場合に品種(Rebsorte)が特定されてラベルに記載されていることである。
赤ワイン
ドイツの赤ワインは作付け面積が10%強で、量的にはフランスやイタリア・ワインに劣るが、優れたものがなくはない。
ポルトギーザー(Portugieser)
名称はポルトガルとは無関係。作付け面積はシュペートブルグンダーより広く、作りやすい品種で、ワイン自体も軽くて飲みやすい。この品種からヴァイスヘルプスト(Weißherbst)というロゼー・ワインが作られる。
トロリンガー(Trollinger)
ローマ人が南チロル(Tirol)に植えたものがドイツに入り、この名が付けられた。ヴュルテンベルクの特産で、フレッシュで洗練され、しかもコクがある。