なお,『日独友好アドレスブック』には日本とドイツの個々の大学間で締結されたさまざまな提携プログラムが記されているが(6),それぞれのプログラムの内容が何であれ(留学生の交換,共同研究など),国際交流関係事務掛は日本側の大学とドイツ語圏の提携大学との間の仲介の役割を果たしている。
さらにAIEJは日本人の大学(院)生が外国の大学に滞在するための財政援助も自ら行っている(「短期留学推進制度(派遣)」。滞在期間はおおむね6ヵ月から12ヵ月。平成10年度は世界各国に200人を派遣する予定。ドイツには1996年度5名を派遣)。
なおAIEJには付属の「留学情報センター」という図書室があり,留学を希望する人々のために開放されている。この図書室においては(ドイツ語圏への)留学に関するさまざまな文献や冊子を閲覧したり,ヴィデオを視聴することができる(ドイツ語圏における大学の講義録の幾つかもここで閲覧可能)。
これらについての詳しい情報の入手と応募は各大学の国際交流関係事務掛を通して行われる。ここで挙げた援助プログラムは文部省が行っている奨学金交付活動のごく一部分をなしているに過ぎない。他の援助プログラムについては各大学における問い合わせが必要である。
日本人の学生と研究者の留学に対する民間の奨学団体の財政援助活動を紹介している機関はAIEJと(財)助成財団資料センターである。
AIEJはすでに述べた『海外留学奨学金パンフレット』という冊子を毎年発行しており,このパンフレットの1997年度版にはドイツ語圏へ派遣留学生を送る可能性のある16の奨学団体に関する記述がなされている。
助成財団資料センターは『助成団体要覧 ─ 民間助成金ガイド』を隔年,『助成財団募集要覧』と『助成財団決定要覧』を毎年刊行している。この3冊の本には派遣留学生に関してだけではなく,研究者の海外派遣に対する助成プログラムの概要も網羅的に記されている。『助成財団決定要覧』を参照すれば,個々の奨学団体がドイツ語圏に奨学生を派遣した実績が現実にどれほどあるか,に関する手がかりを得ることができる。
民間の個々の奨学団体が行っている財政援助活動の細部を紹介することは控えるが,執筆者が行ったアンケート調査の結果,ドイツ語圏への奨学生の最近の派遣実績に関して次の3つの傾向が明らかになった。以下では必要な補足を加えつつ,それを順次記す。
a)近年派遣留学生の希望者は全体として増えつつあるが,それに見合ってドイツ語圏への派遣留学生希望者も増えつつある。そして研究分野を問わずドイツ語圏への派遣留学生に対する援助は,比率からすると上で述べた推移に概して見合うものとなっているか,あるいは若干減りつつある。また,これまでドイツ語圏への留学生に関して派遣実績がなかった奨学団体についても,今後ドイツ語圏へ奨学生を派遣する可能性はアンケートの回答に協力してもらったすべての団体(地方自治体も含める。団体名は本報告末の謝辞を参照)において存在することが明らかになった。
b)生命科学関係の奨学金について,ドイツ語圏への留学を希望する人々に対する派遣実績は最近毎年あるが,援助全体の中で占める割合はそれほど高くない(1996年度は全247人に対する援助の中でドイツ向け8人,オーストリア向け1人,スイス向け3人に対する援助。内藤記念科学振興財団事務局調べ)。
c)音楽関係の奨学金については,依然としてドイツ語圏における勉学に対する援助数は多い(ほぼ半数)。
最後に,経済,医学,技術という特定の分野において学生が組織した3つの国際団体の活動についてそれぞれ簡単に触れておきたい。
a)「国際経済商学学生協会(アイセック)」(Association Internationale des Etudiants en Science Economiques et Commerciales, AIESEC)は,主に経済・商学を学ぶ大学(院)生を海外企業に一定期間研修させることにより,大学における理論的研究を実際に応用する機会を与え,さらには国際的な相互理解を深め将来国際的に活躍できる人材を養成することを目的としている。研修期間は6週間から1年5ヵ月まで。滞在費は研修費として研修先企業より支給される。近年はドイツ語圏も含めヨーロッパ各地で毎年数人が研修を受けている。研修を希望する者は全国26の大学に存在するAIESEC審議会を通して申し込み,AIESEC日本委員会(18)の指示を受けることになる。
b)「医学学生協会国際連盟」(International Federation of Medical Students Associations, IFMSA)は世界の医学生団体によって構成され、その活動の一環として加盟団体間で臨床研修における交換留学を行っている。日本とドイツの間でも,日本国際医学生連盟(Japan International Medical Students' Associations, JIMSA)とDEUTSCHER FAMULANTENAUSTAUSCH, DFAがコーディネートし,毎年数名の学生が交換留学を行っている。交換留学生は休暇を利用して約1ヵ月の病院実習をしており,1998年度には日本側から3名がドイツに,2名がオーストリアに,1名がスイスに滞在する予定である。
c)「国際学生技術研修協会」(International Association for the Exchange of Students for Technical Experience, IAESTE) の派遣プログラム。この協会は理工学系,農学,林学の学生を対象に海外の企業における2ヵ月から3ヵ月にかけての研修の援助を行っている。1997年度にはドイツへ6名,オーストリアへ3名,スイスへ3名の派遣が決定された。応募はIAESTE日本またはDAAD東京事務所へ。
b)最近出版されたUniversitaeten in Deutschland - Universities in Germanyはドイツの主要大学の歴史,特徴,概要などを大学毎に図版入りで紹介しており,巻末にはドイツにおける教育や研究の体制全般に関する簡明な説明が付されている(英独の2ヵ国語で出版)。
また,上で紹介した出版物をはじめドイツの大学・学術機関に関する文献を発見し閲覧する場として重要なのは図書室である。東京と京都のゲーテ・インスティトゥートには図書室が存在し,ドイツにおける大学のあり方に関する本も収録されている。さらにDAAD東京事務所にも図書室が設置されている。この図書室には,本報告のテーマに関して有用な情報を提供する多くの出版物(雑誌,単行本,ドイツの各大学の講義録,冊子)やヴィデオが収集され,希望者はそれらを閲覧あるいは視聴することができる。
情報源としてさらに忘れてならないのはインターネットである。昨今ドイツの大学は自らのホームページを持ち始め,それによって大学のさまざまな機関の連絡先から講義録に至るまで,大学の活動に関してほとんど全てを知ることができる。
ドイツの情報をインターネットを通じて検索する道具として,このホームページの中の Informationen aus Deutschland にはさまざまな情報を検索する手がかりが備わっているが,特に Wissenschaft und Bildung のページが重要である。
また,ドイツの奨学団体による外国の学生や研究者に対する援助活動に関して詳しく知りたい場合は,DAADが発行している冊子Studies and Research in Germany. Scholarships and Fundingがきわめて参考となる。ただ,この冊子には日本人留学生に対する援助を実際には行わない財団([5], [9], [11], [14], [15], [16], [18], [23], [25], [26],[ ] 内の数字はDAADの上述の冊子における整理番号)に関する記述も含まれている。以下では,それらの財団を除き,この冊子には記載されていない団体をも含めた,9つの団体による援助プログラムの概要を説明する。
DAADの奨学金(以下の奨学金に関する問い合わせはすべてDAAD東京事務所へ)。
ゲーテ・インスティトゥートにおける夏季語学研修奨学金(2ヵ月間)
応募資格は学部2年次修了以上。毎年17人の大学生を派遣。応募は各大学のドイツ語圏出身の講師を通して行う。
大学教員の引率による学生グループ(10名から20名)研修旅行助成
1週間から2週間にかけてのドイツにおける研修旅行に対する援助。応募は予定する旅行期日の遅くとも半年前まで。
年間奨学金(AIEJと共同)
ドイツの大学・学術機関での研究を志す博士課程在籍の大学院生,研究者に対する1年間の滞在奨学金。延長可能。毎年32人まであらゆる学科にわたって募集。年齢制限は応募年の9月30日に32歳未満であること。
博士課程に在籍する大学院生のための短期研究奨学金
ドイツにおける1ヵ月から6ヵ月にかけての学術研究に対する援助。応募は希望するドイツ滞在時期の遅くとも4ヵ月前まで。応募時点で32歳未満でなければならない。援助数は不定(1995年には1名)。
日独大学間交流(JSPSと共同)
あらゆる分野における毎年10名の学者の交換。応募資格はすでに受入先のドイツ人研究者と連絡が取ってあること。14日から3ヵ月にかけての共同研究に対する援助。
日本人研究者のための1ヵ月から3ヵ月にかけてのドイツ短期研究滞在に対する援助
応募は計画している滞在時期の前年の秋までが望ましい。援助数は不定(1995年は7名)。
(補足: Friedrich-Ebert-Stiftungに関しては、過去日本人留学生の奨学生採用実績がきわめて少ないものの,応募が可能である。詳しくは問い合わせが必要。)
EUへの加盟後,オーストリアにおいても外国と活発な学術交流を行う気運が高まりつつある。特にアジア諸国との関係を深める動きは政治においても見られ,オーストリアの大学・学術機関における研究に関する日本での情報収集は比較的恵まれた条件の下にある。
日本でオーストリアの大学・学術機関における研究について知るための最も重要な機関は東京のオーストリア大使館の文化部である。ここにはオーストリアの大学・学術機関における研究に関する資料が収集されており,それらを閲覧することができる。中でもオーストリア学術交流会(OESTERREICHISCHER AKADEMISCHER AUSTAUSCHDIENST, OEAD) の刊行したINFORMATION for international students interested in studying at Austrian universities or universities of the artsと,UNIVERSITAETEN, HOCHSCHULEN, STUDIUM, BERUFは役に立ち,オーストリアにおける大学・学術機関の全般的な紹介を行っている。またこの文化部においては,学術交流を担当するオーストリアの官庁である「学術運輸省」(BUNDESMINISTERIUM FUER WISSENSCHAFT UND VERKEHR, BMWV)の刊行したその他の冊子も閲覧することができる。インターネットの情報に関しては,BMWD,OEAD,オーストリアの各大学が外国の学生や研究者にとって有用な情報を提供している。
BMWVは日本との学術交流に関する援助の大部分を管轄しており,OESTERREICH STIPENDIENという冊子を出版している。以下,この冊子に記されている援助プログラムの中から,7つの援助活動の概要を記す。
a)BMWVによるオーストリア政府奨学金(AIEJと共同)
35歳以下の学部・大学院に在籍する学生あるいは研究者が対象。4人の奨学生に対して期限は9ヵ月まで。延長可能。全学科に対して開かれている。応募に関する問い合わせはオーストリア大使館の文化部へ。
b)日墺学術交流(JSPSと共同)
あらゆる分野における10人の学者の,1ヵ月から12ヵ月にかけての交換プログラム。大学・学術機関における学術研究を目的とする。1997年度には4名の派遣が決まった。問い合わせはJSPSへ。
c)JOINT STUDY-PROGRAMS
オーストリアと日本の大学の間の提携プログラム(例えばウィーン経済大学と慶應義塾大学,リンツ大学と愛知淑徳大学の間など計8つ)に基づき,学生や大学教師の交換を行う。プログラムは個々の大学が自らの責任によって実施する。BMWVのWWWページにおいてこのプログラムへの参加大学のリストを参照することができる。
d)FRANZ WERFEL-STIPENDIEN
若い大学教師を対象とした4ヵ月から9ヵ月にかけての研究奨学金(年齢制限は35歳)で,応募の条件はオーストリア文学の研究者であること。募集は世界中で行われ,毎年ほぼ7名が少額の助成金をもらう。延長可能。応募に関する問い合わせはBMWVへ。
e)BMWVによる外国の芸術大学生に対する9ヵ月の芸術単科大学奨学金
応募資格はドイツ語の十分な語学力があること。詳しい情報はBMWVへ。
f)BERTHA VON SUTTNER-STIPENDIEN
博士論文執筆のための奨学金で,医学を除くあらゆる分野に対して適用される。最大27ヵ月までの援助。応募条件は,応募の時点ですでにオーストリアにおける留学が決まっていること。詳しい情報はBMWVへ。
g)LISE MEITNER-STIPENDIEN
オーストリアにおける12ヵ月間の学術研究に対する援助で,分野を問わないが博士号取得者が対象。年齢制限は35歳。募集は世界中で行われる。詳しい情報はFONDS ZUR FOERDERUNG DER WISSENSCHAFTLICHEN FORSCHUNG (FWF)へ。
1992年12月の国民投票の結果スイスのEU加入が実質上否決されたものの,スイスと諸外国との間の国際的な学術交流はなお緊密に存続する。ただ,日本を含めた非ヨーロッパ諸国でスイスの大学・学術機関における研究の手引きを得る方途は十分に明らかであるとは言えない。
スイスの大学・学術機関における研究に関する情報を得るための最も重要な機関は,東京のスイス大使館の文化部である。ここではスイスの大学における入学手続き,履修課程,関係機関の連絡先などに関する情報を記したSchweizer Studienfuehrerや各大学の講義録を閲覧することができる。外国の学生や研究者に対する援助プログラムをまとめた冊子が存在するかどうかは不明。SWITCH Foundationのホーム・ページSwiss Academic & Research Networkはスイスの学術交流に関する情報を,現時点ではそれほど詳しいわけではないにせよ,すでに提供し始めている。また,スイスの各大学もインターネットによる発信をすでに開始している(各大学のアドレスに関しては,スイス大使館の文化部の作成したUNIVERSITIES IN SWITZERLAND という冊子によって知ることができる)。
2)SCHWEIZERISCH-JAPANISCHER WISSENSCHAFTLERAUSTAUSCH(JSPSと共同)
スイスと日本の学者の間の交換プログラム。1997年度にはスイスにおける学術研究に対して5人への援助が決まった。詳しくは,SCHWEIZERISCHER NATIONALFONDS ZUR FOERDERUNG DER WISSENSCHAFTLICHEN FORSCHUNG (SNF) に尋ねるとよい。
3)SWISS ASIA FOUNDATION 現在アジアの若手研究者に対する奨学プログラム(AYPSP)を計画している。この計画の実際の内容は現在のところ不明であるが、この基金のホーム・ページに注意する必要がある。
(1) 『海外留学の手引き』(日本国際教育協会+留学情報センター,1995年)
(2) 『海外留学奨学金パンフレット 1997』(日本国際教育協会+留学情報センター,1997年)
(3) 『助成団体要覧 ─ 民間助成金ガイド』,『助成財団募集要覧』,『助成財団決定要覧』(助成財団資料センター,1997年)
(4) 『地球の歩き方 成功する留学 Gドイツ・オーストリア・スイス留学(‘96?‘97年版) 』(アルク社,1996年)
(5) 生田眞人著『ドイツ留学辞典』(三修社,1996年)
(6) 『日独友好アドレスブック』(ドイツ連邦共和国外務省+日本国外務省,1996年)p.98-122.
(34) オーストリア大使館。東京都港区元麻布1-1-20 〒106-0051 Tel:(03)3451-8281
(38) ALEXANDER VON HUMBOLDT-STIFTUNG(AvH). Jean Paul-Str.12, D-53173 Bonn. Fax: +49(0)228-833-199
(39)DEUTSCHER AKADEMISCHER AUSTAUSCHDIENST (DAAD). Kennedyallee 50, D-53175 Bonn. PF 200404, D-53134 Bonn. Fax: +49(0)228-882-444
(40) DEUTSCHE FORSCHUNGSGEMEINSCHAFT(DFG). Kennedyallee 40, PF 205004, D-53175 Bonn. Fax: +49(0)228-885-2777
(41)DEUTSCH-JAPANISCHE AKADEMISCHE BURSE (DJAB). Universitaet Ulm. Albert-Einstein Allee 41, D-89069 Ulm(/Donau). Fax: +49(0)731-502-6305
(42) Friedrich-Ebert-Stiftung. Godesberger Allee 149, D-53170 Bonn. Fax: +49(0)228-883-697
(43) FRITZ THYSSEN STIFTUNG. Am Roemerturm 3, D-50506 Koeln. Fax: +49(0)221-2575092
(44) GMD - Forschungszentrum Informationstechnik GmbH. Schloss Birlinghoven, D-53754 Sankt Augustin. Fax: +49(0)2241-142618,-2889
(45) GOETHE-INSTITUT. Helene-Weber-Allee 1, D-80637 Muenchen. Fax: +49(0)89-159-214-50
(46) Gottlieb Daimler- und Karl Benz-Stiftung. Dr.Carl-Benz-Platz 2, D-68526 Ladenburg. Fax: +49(0)6203-16624
(47) STIFTUNG WEIMARER KLASSIK. PF 2012, D-99401 Weimar. Fax: +49(0)3643-545290
(48) BUNDESMINISTERIUM FUER WISSENSCHAFT UND VERKEHR (BMWV). Rosengasse 4, A-1014 Wien. Fax: +43(0)1-53120-6205
(49) FONDS ZUR FOERDERUNG DER WISSENSCHAFTLICHEN FORSCHUNG (FWF). Weyringergasse 33-35. A-1040 Wien. Fax: +43(0)1-505-6739
(50) OESTERREICHISCHER AKADEMISCHER AUSTAUSCHDIENST (OEAD). Buero fuer Internationale Beziehungen. Berggasse 21/1/7, A-1090 Wien. Fax: +43(0)1-317-2795
(51) EIDGENOESSISCHE STIPENDIENKOMMISSION fuer Auslaender. Hallwylstr.4, CH-3005 Bern. Fax: +41(0)31-322-78-54
(52) SCHWEIZERISCHER NATIONALFONDS ZUR FOERDERUNG DER WISSENSCHAFTLICHEN FORSCHUNG (SNF). Wildhainweg 20, CH-3001 Bern. Fax: +41(0)31-301-3009
(53) SWISS ASIA FOUNDATION. ETH Zentrum UNA c2/4 CH-8092 Zuerich. Fax: +41(0)1-632-61-13-28
日本国際教育協会,文部省,JSPS,国際交流基金,AIESEC日本委員会,JIMSA,IAESTE日本,助成財団資料センター,ドイツ学術交流会東京事務所,オーストリア大使館文化部,スイス大使館文化部,東京ゲーテ・インスティトゥート,DJAB,GMD東京事務所,日欧産業協力センター,駐日欧州委員会,東京大学教養学部研究交流掛,東京大学駒場インターナショナルオフィス。
またアンケートの回答に協力して下さった以下の地方自治体,財団・団体にも心から感謝申し上げます。
函館市企画部,青森県平賀市企画部商工課,東京都府中市学校教育部,神奈川県県民部青少年室,大阪府茨城市国際親善都市協会,沖縄県人材育成財団,伊藤国際教育交流財団,伊藤忠記念財団,(財)国際開発高等教育機構,国際文化教育交流財団,細胞科学研究財団,私学研修福祉会,内藤医学研究振興財団,(財)広げよう愛の輪運動基金,(財)村田海外留学奨学会,安田生命クォリティオブライフ文化財団,吉田育英会,ロータリー財団,(財)ロームミュージックファンデーション,電気通信普及財団,(財)国際文化会館,キャノン・ヨーロッパ財団,内藤記念科学振興財団,上原記念生命科学財団,チバ・ガイギー科学振興財団。