青葉区荏田町にある養老山真福寺の本尊は神奈川県の重要文化財になっている千手観音立像で12年に一度、子歳4月に公開されます。 さらに国の重要文化財である釈迦如来立像が収蔵されていて毎年4月8日に公開されています、 今回は全国でも数少ない清涼寺式釈迦であるこの釈迦如来立像を拝観に行きました。 当日境内では4月8日はお釈迦様の誕生日という事で花祭りも行われていて、華やかな花御堂の中の小さな釈迦像に甘茶をかけた後、 甘茶をご馳走になりました。 |
真福寺の釈迦如来立像(鎌倉時代)は、京都五台山清涼寺の本尊・釈迦如来立像(中国北宋時代・国宝)を模刻した像です。 縄を巻いたような頭髪、首まで覆われている衣文が特徴で、日本各地におよそ100体ほど現存している清涼寺式釈迦如来の一つです。 真福寺になぜ清涼寺式釈迦如来立像が安置されているのか、ご住職の話では、鎌倉の仏師が、作った阿弥陀如来立像を北関東にある大寺に納めに運ぶ途中、この近くで亡くなってしまい仏像が残されたとの事です。 |
真福寺本尊 千手観音立像 |
真福寺・釈迦如来立像 |
清涼寺本尊・釈迦如来立像 |
境内の収蔵庫に安置された釈迦如来立像を拝観した後は本堂に向かいました。 本堂内にはいろんな絵馬が飾られていて、その中で双盤講の方達の練習が行われていました。 始めて双盤講というものを知ったのですが、双盤という鉦(かね)と太鼓を打ち鳴らし念仏を唱える事で、横浜市無形文化財になっているそうです。 |
楽譜? |