古都の春


京都

宝鏡寺での春の人形展
 

弥勒菩薩で有名な広隆寺境内には
アセビと梅の花

    
暖かい日差しの中で、一時の幸せのおすそわけは北野天満宮


  
梅宮大社は酒と安産で知られていて、楼門の上には酒樽が積んであり、境内の木の上では沢山の大きなサギが子育て中


奈良
   
西大寺本堂(西大寺は奈良時代,東の東大寺と並ぶ大伽藍の西の大寺でした)には稚児行列に参加する子供や親達が大勢
集まっていました。お堂の前や広い境内に、動きまわる稚児衣裳の子供が溶け込んで、いにしえの景色が見えた感じがしました。
  
稚児行列にも加わっていた山伏や僧侶達が西大寺四王堂へ向かいます、四王堂には見上げるばかりの十一面観音立像と四天王像が
安置されています。お堂前には結界の縄が張り巡らされていて初午厄除け祈願が行われます。結界の入り口で山伏の問答が
始まりました(例えば、獣の皮を腰に着けているのはどうしてか…とか、修験者としての知識をテストするのだが、口上が凄かった)

ホラ貝や太鼓などを鳴らしたり、斧や弓矢、剣でそれぞれの動作をし

いよいよ護摩壇に点火し、山伏の位の高い?人が何かを唱えながら(祈祷?)護摩木(願い事と名前を書いた細い薪)
を投げ入れます

すごい煙と灰、炎も…時折柄杓で水をかけていましたが、煙いのと四王堂に燃え移らないかと心配するほどでした


 
安産信仰の寺、帯解寺ではお宮参り(ここは寺なので、?参り)の家族が写真を写していました、
皇室もこの寺で安産祈願をしているらしい、ご本尊は地蔵菩薩半跏像です。


東大寺修二会(お水取り、お松明) : 夜に東大寺の二月堂に向かいました、東大寺の大門からは結構遠いんです、
二月堂の前は凄い人ごみで近づけないので遠くから見る事に。二月堂の階段を松明(丸い大きな火の玉が燃えている様な)が
上がって行くのが見え、いよいよ始まりました、お堂の欄干沿いに松明を回しながら移動し燃え盛り、遠目にもダイナミックです、
周りの人が回し方が下手だとか上手いとか言うのを聞きながら見ていると、途中で火の粉が落ちて消えるのもあり、いろいろで、
面白いものです、このお水取りが終わると奈良に春が来ると、昔から親しまれているそうです。
…夜なので写真を取るのを放棄して見ていました。


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