タンゴの王様の死

2005年02月04日 (金) 22時03分

アルフレッド・ハウゼが1月14日、ハンブルグで亡くなった!享年84歳。
<この年の姑と同じ年である。>
長い闘病生活だったようだ。

この人のタンゴは私が小さい時から聞いていた。
我が家に「碧空」「ラ・クンパルシータ」「奥様お手をどうぞ」「真珠採りのタンゴ」「エルチョクロ」・・・
のSP盤レコードがあった。
黒の盤に青いレーベルで落とすと割れる。
物理的に重いレコードは、今となっては心理的にもどっしりと重い。

なぜ家に洋盤がたくさんあったのだろう。
私の亡き母はジャワ生まれで生涯の前半はやはり大陸的な文化生活を好んでいたから
同じく亡父は若いころ、それらの影響を素直に受け私の音楽人生の基礎がここにあったのかもしれない。

アルの死はそんなことまでも彷彿とさせる。

日本に広まったタンゴはこのコンチネンタルタンゴが主だったようだ。
もともとタンゴはアルゼンチンタンゴから始まり、ギターやバイオリンで演奏されていた。
そこへヨーロッパ人が来てバンドネオンが発明されいわゆるタンゴの楽器に
なくてはならない楽器となり世界的に広まった。
少ない楽器でダンス中心の激しいアルゼンチンタンゴと違い、
大編成で指揮者まで居て曲自身も洗練されて・・・
私の知っているタンゴはそれである。

どの曲を聴いてもそれぞれに思い出がある。

昔「洋盤アワー」というのがラジオであった。
そこには必ずタンゴが聴かれたものだ。
アルフレッドハウゼという言葉を聴かなかった日は一日もなかったくらい
そんな少女時代だった。