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   Berlin にも広場がかなりあるが、面白いのは、この広場が方形であるのは当然としても、八角形(Leipziger Platz)や完全な円(Mehringplatz)など、形の変わったものがいくつかあることである。
   パリ広場は正方形で、名前の由来は、Brandenburger Tor の場合と同様に、普仏戦争後に戦勝記念として作られたものである。戦災で焼け落ちた後、かつての美しい広場は修復されずに何もない空間のままであったが、統一後は、この広場を象徴する建物であった超高級ホテル Hotel Adlon の再建をはじめとして、かつてと同じイメージの広場として復元されている(写真の左側の建物)。もちろん Hotel Adlon 以外は元のままではないが、建物の高さは Brandenburger Tor より高くしない、けばけばしい色彩は使用にないなど、いくつかの制限が加えられている。北側には Dresdner Bank とフランス大使館、南側には建築中のものを含めて、アメリカ大使館、DG Bank、芸術アカデミー(Akademie der Künste)などが新築ないしは修復されて建てられている。特に芸術アカデミー(上の写真)は1696年に創設されたもので、現在では建て替えられて活動を開始しているが、言ってみればドイツ連邦共和国の総合芸術センターのようなものである。地下には DDR の時代に学生たちが密かに描いた夥しい抽象芸術作品が描かれているが、現在では閉鎖されているはずである。