春の気まぐれな天気が続く中、、桜の花を見る旅をする時期を決めるのは難しいです。 四月中旬、開花している期間の長い、吉野の桜を目指す事にしました、二度目ですが何年か前の時は 中千本までの花見でした、今回は出来るだけゆっくりと奥千本の方まで行く事にしました、2泊3日の予定 での花見旅、吉野は山なので、天気予報を見ながら二日目に行く事にしました。 |
花見一日目まずは吉野方面に向かい、室生、長谷近辺の寺々を巡りました。
仏隆寺(ぶつりゅうじ) 室生寺の南門として、摩尼山光明が岳の麓に 位置し、まるで山懐に包まれているような寺です。 山門前には奈良県で最大、最古の株といわれる 天然記念物で樹齢900年の望月桜(モチヅキザクラ) があります……まだ咲いていませんでした → 気を取り直して、両脇に桜が咲いている197の 石段を上り境内にある本堂にお参りしました。 この寺や景色は、何かしら懐かしい感じがします。 石段を下る時に気が付いたのですが、石段の 周りは、ヒガンバナの葉にびっしりと覆われていて、 時期が来たら、お寺がヒガンバナの赤に染まる のも見られるのではと思いました。 |
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長谷寺(はせでら) 平安時代より観音信仰として多くの人々が詣でる 古刹で、四季折々の花を楽しむ事が出来る花の お寺としても知られています。 仁王門の前の参道には数本のハクモクレンが、 桜に負けずと咲き誇っていました。 仁王門をくぐって、回廊式の399段の登廊を ゆっくりと上り、本堂(国宝)にある高さ10メートル 余りの十一面観世音菩薩像と対面です、そして 本堂の外舞台から見下ろす境内の大伽藍は、 まるで桜の花の中に浮かんでいるようでした。 |
仁王門 |
大宇陀町本郷の又兵衛桜(またべえざくら) 大阪夏の陣の豊臣方の敗退により、大宇陀の 本郷に戦国武将の後藤又兵衛が落ちのび、 僧侶となり一生を終えたとの伝説があり、 シダレザクラがある場所も後藤家の屋敷跡だった 事から「又兵衛桜」と呼ばれています。 大宇陀は阿騎野という、奈良時代の狩場だった そうです、本郷は交通の便があまり良くないけれど 丁度、桜まつりが行われていて、小雨の中、 花見やカメラを構える人達が来ていました。 菜の花を前に、桃の花を背景にしたシダレザクラは 見事でした、樹齢は300年と言われています。 |
安倍文殊院(あべもんじゅいん) 日本三文殊の一つで、陰陽師の安倍清明生誕の 地とも言われています。 朱色の山門をぐぐり、桜の花びらが敷きつめられた 石畳の参道を通り、本堂に向かうと、 丁度、本尊の文殊菩薩像の特別拝観が行われて いたので、拝観しました。 獅子の上に乗った文殊菩薩騎獅像は、 高さ7メートルの大きさで、見上げた姿は凛々し かったけれど、獅子は何かしらユーモラスな 顔でした、他に拝観の人が居なかったので、 ゆっくりと対面出来ました。 桜を水面に映していた文殊池では、見事さにしばらく 見とれてしまいました。 |
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本堂 |
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