インターラーケンでの三日目はアイガー北壁や隣のヴェッターホルン(3,701メートル)、シュレックホルン(4,078メートル)等のアルプスを眺める事が出来るフィルスト展望台(2,171メートル)を目指します
登山電車でインターラーケン・オスト駅→ツヴァイリュッチネン→グリンデルワルト(終点)まで行きます、
グリンデルワルト駅からは、バスで35分程、終点のグロッセ・シャイデック(1,961メートル)まで上ります
  
カラフルなバスが、くねくねとした細い道を時折カーブでクラクションを鳴らしながら上っていきます、クラクションはピッポッパッみたいな
メロディオンです、バスの幅が道の幅とほぼ同じなので、カーブの先にいると思われるマウンテンバイク等で上っている人に聞こえる
ように高らかに鳴らします、するとその人たちは、道から出てバスが通り過ぎるのを待っています、山に反響するようなのどかで揺れるバスでした
  
終点のグロッセ・シャイデックにはヴェッターホルンの岩壁を背にスイスの国旗とベルグホテルがあります、バスはターンして戻って
行きますが、なんとなく見送っていたら、バスの後ろには、「さよなら」の文字がありました


いよいよハイキングのスタートです、歩き始めてすぐぐらいの所で、出会った老夫婦がマーモットがいるよと教えてくれました、双眼鏡で下の方を覗いてみると水辺の近くに2匹のマーモットが巣穴から出たり、入ったりするのを見る事が出来ました、マーモットとは高地や山岳地帯に住むリス科の動物です、さらに歩いて行くと道をふさぐように、つり竿を2本横にしたようなゲートがありました、これには放牧してある牛が出ないように、電流が流れています、人は木の戸が付いている所を鍵を開けて通り、又鍵をかけます
        
        
牛が沢山集まっている牛の水飲み場を抜けると道が二つに分かれます、上の細い道を行く事に、ちなみに下の広い道は牛が歩いて
いました、それにしてもアルプスの山々のきれいな事、さらに緑の絨毯のような所で放牧されている牛がうらやましいような気がしてきました

道の周りはいろいろな花が咲いており、沢には小さな木の橋がかかっています
  
        
水辺で一休み、冷たい水が気持よく、汗がひきます
               
時折、紫紺色のトリカブトの花も見かけます、そしてマーモットの木彫りがある所まで来たので、目的のフィルストまではもう少しです
  
アルプスのかたつむりを見つけた! それにしてもマウンテンバイクで山道を上ったり下ったりの人達、スタミナある!
   
ロープウェイが見えてきて、ここが終点のフィルスト、約2時間ほどのハイキングでした、
雄大なアルプスと飛んでいるハングライダーを眺めながら展望台のベルグハウスで簡単な食事とお茶で一休み、
帰りは全長4キロメートルのロープウェイに30分程乗ってのんびりとグリンデルワルトまで下ります
      
ロープウエイの終点から歩いて10分程のグリンデルワルト駅に行くまでに見た猫と日本語メニュー、駅からは登山電車に乗ってインターラーケンに戻ります