はじめに
 この10数年ほどの間に、旧東ドイツの諸都市を毎年少しづつ見てきたので、その印象や調べた点などをまとめておきたい。但し、その中にはかなり前に訪れただけの町もあり、私自身の印象はもちろんのこと、その間に町自体が修復されて大幅に変化している可能性もあるため、最近訪れた所から始め、かなり前に訪れた町に関しては、再訪した上であらためてその印象を記したい。町の急激な変化については、それぞれの町に関する記述の中で述べてあるが、例えば Schwerin や Frankfurt an der Oder などは、統一後しばらくしてから、あるいは最近になって、さまざまな事情で急激な変化を遂げた町である。
 この訪問記のうち、7 の Brandenburg までは、基本的に日本ドイツ学会編『ドイツ研究』36号(2003年)および37/38号(2004年)で連載したものをふまえているが、8 以下は随時付け加えられたものであり、状況が許すかぎり、さらに続ける予定である。  記述の中で、以下の〈目次〉の場合と同様にグリーンで示されている箇所には、それぞれ写真が添えてあるか、リンクが張ってある。その部分をクリックすれば、それらが取り出されるはずである。なおこうした写真の多くは、主として筆者の親戚筋に当たる、岡本可奈子さんの撮影によるものであり、この場を借りて彼女に感謝の意を表したい。

目次
 1. Quedlinburg  2. Magdeburg  3. Naumburg / Bad Kösen  4. Erfurt  5. Dessau
 6. Wittenberg  7. Brandenburg  8. Frankfurt an der Oder  9. Schwerin  10. Wismar
 11. Cottbus  12. Neuruppin  13. Ost-Berlin  14. Meißen  15. Dresden
 16. Potsdam  17. Rostock      

   それぞれの町についてホームページと、Berlinから車および列車で行く方法を付け加えました。各ページの  と  をクリックしてください。

Stand: 26.11.2006